猛暑が止まらない・・・ 職場で熱中症対策してますか?
自分は大丈夫!って思いがち
地震に台風に豪雨、災害続きの今年の夏…。それらに加えて記録的な猛暑が続いていますね。
「自分だけは大丈夫!」と無理をして、気づいたら熱中症になっていた、という経験がある方も多いのではないでしょうか。命にも関わる、他人事ではない『熱中症』。今日は「職場の熱中症対策」について、 人材プロオフィスキャラクターの「プロ子女史」を先生として、枚方つーしんキャラクター「ぼしひこくん」との会話形式で見ていくことにしましょう。
■そもそも熱中症とは?
ぼしひこ(以下:ぼ)「あ、暑い・・・暑すぎて星になってしまいそうだ・・・」
プロ子(以下:プ)「安心して、あなたはもう星よ。ってもうしょうもないこと言わせないで!人プロ本社がある枚方は毎年暑いけど、今年はいつも以上に尋常じゃない猛暑ね〜」
ぼ「ほんまに。暑すぎて、仕事なんてやってられへん!」
プ「職場で熱中症対策してる?」
ぼ「それ去年も聞いたよな?ふっふっふ、あれやろ、WBGT値(何かは覚えてへんけどな)」
プ「よく覚えてたわね!でもそれが何かを忘れてるあなたのために一応おさらいしましょう」
ぼ「くぅ、バレたか!お願いします」
○熱中症とは?(厚生労働省HPより)
高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称で、めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感、意識障害・けいれん・手足の運動障害、高体温などの症状が現れる。
プ「WBGT値とは、気温、湿度、輻射(放射)熱、気流を加味した暑さ指数のことで、値が高くなると熱中症の発生率も上がるのよ」
ぼ「具体的にどうなったら熱中症なん?」
プ「下の4つと言われていてこうなるとすぐ身体を休めて冷やす必要があるわ」
〜熱中症の兆候〜
①心拍数が(180-年齢)/分 を超えて数分間継続する場合
②休憩中の体温が作業開始前に戻らない場合
③作業開始よりも体重が1.5%を超えて減少した場合
④急に激しい疲労感、吐き気、めまい、意識喪失などがあらわれた場合
ぼ「職場自体はクーラーが効いてて大丈夫でも、どうも涼しくしようがない現場とか外回りもあるもんなー。オレも毎日滝汗やで」
プ「あなたの場合は冷や汗も多そうね」
プ「まず大事なことはさっき言ってた『暑さ指数(WB GT 値)』を把握すること。
ぼ「確か湿度が重要やったな。」
プ「珍しく冴えてるじゃない。詳しくは
をみてちょうだい。今回は具体的な対策を紹介するわね。」
■すぐにできること5つ
①休憩場所を整備。休憩時間と連続作業時間を短縮し、こまめに休憩
②水分をこまめにとる
③塩分(ナトリウム)をほどよくとる
④吸水性や速乾性、通気性の良い服装
⑤健康管理(十分な睡眠、栄養のある食事など)
ぼ「当たり前のことばっかりやけど、なかなかできへんねんな〜これが」
プ「そういうものよね。ちなみにお茶やコーヒーは利尿作用があるから、スポーツドリンクの方がおすすめよ」
■おすすめアイテム5つ
①塩飴・熱中飴・梅干し
②スポーツドリンク・経口補水液
③冷えピタ・凍らせたタオル
④瞬間冷却材・服の上から体を冷やすスプレー
⑤空調服
ぼ「空調服って何?」
プ「服の中にミニ扇風機が付いていて、空気が循環する優れものなの!最近工事現場では必需品になってるみたい。おすすめよ。
現場に一つ、上のグッズが入ってる『熱中症キット』を用意しておくと安心ね」
■周りの人が熱中症になってしまったら
①風通しのよい日陰やクーラーが効いている室内など涼しい場所へ移動させる。
②電解質を適量含んだ冷えた飲料を自分で飲ませる。(スポーツドリンク(ナトリウムを100mlあたり40~80mg含む飲料)や経口補水液が最適)
③衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて身体から熱を放散させる。
④露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やす。
⑤氷のうや保冷剤などがあれば、それを首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やす。
プ「意識がない、もしくは意識がはっきりしていない」場合はすぐに救急車を呼ぶこと。
管理職は従業員に、上のような熱中症の症状・予防方法・緊急時の救急処置・熱中症の事例を教育することも重要よ。緊急時のマニュアル、病院、診療所などの情報もまとめておくと安心ね。」
ぼ「確かに学校では教えてくれへんから、職場で教えてもらえたら安心やな」
プ「ちなみに今年5/1〜9/30まで厚生労働省を中心に「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」っていうのが実施されていて、その資料がこれ。」
ぼ「ムッチャわかりやすい。これ印刷して貼っといたらOKやん」
(引用:厚生労働省HP)
プ「ちなみに、参考までにあなたの体温は何度ぐらいなの?」
ぼ「オレ?星は、表面温度が3,000度ぐらいだと赤色、6,000度ぐらいは黄色、2万度以上は青白く輝くんだよ。僕は黄色なんでだいたい6000度ぐらいかなっ(キリッ)逆に言えば、僕の色を観察すると表面温度を推定することができるってわけ」
プ「ふ、ふーん・・・そうなの。青白い時はだいぶ熱いのね。プラネタリウムに行かなくても身近に天体観測ができて楽しいわ(苦笑)」
(おわり)