人プロつーしん

by 人材プロオフィス株式会社

身近になるAIにより働き方はどう変わる?

身近になるAIにより働き方はどう変わる?

人工知能と共存する職場へ

取り入れる企業増加

 人間に代わって掃除をしてくれるお掃除ロボット、人と会話をしてくれるコミュニケーションロボット。少し前にはずいぶん先の話だと思っていたAI(人工知能)を搭載したロボットと共存する未来は、いつの間にか生活の中で当たり前になりつつあります。
 仕事の分野においてもロボットや人工知能がその存在感を強めつつある今、人材プロオフィスキャラクターの「プロ子女史」を先生として、枚方つーしんキャラクター「ぼしひこくん」と一緒にAI(人工知能)が活躍する未来について会話形式で考えていくことにしましょう。

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■自分の仕事がなくなる?

ぼしひこ(以下:ぼ)「なんか割のいい仕事ないかなぁ〜」
プロ子(以下:プ)「相変わらず甘いこと言ってるわね。そんなのんびりしてたら仕事をAIにとられちゃうかもしれないわよ?」
ぼ「AIに?」
プ「現実に一部大手企業では新卒採用にAIを導入しはじめたり、AIがヘッドハンティングをして企業に必要な人材を探してくれたりもしているのよ?」
ぼ「確かに愛(AI)なくして仕事は成り立たへんからなぁ〜。めっちゃええことやん」
プ「AIは愛じゃなくて人工知能のことよ!」
ぼ「人工知能? それってロボットのこと?」
プ「人工知能は人間で言うと脳の部分だから、厳密に言えばAI=ロボットという訳ではないわ。AIは学習していく能力をもっているから、経験をすればするほど賢くなることが魅力ね」
ぼ「なんかすごそうやん…」
プ「AIが職場に導入されることで、仕事の心強いパートナーになってくれることは大いにありうるわね」
ぼ「自分の仕事がAIにとられるかもしれんってことか…(焦)」

■ロボット工学三原則

プ「ところでロボット工学三原則って聞いたことある?」
ぼ「早い・うまい・安い…やっけ?」
プ「それは牛丼屋さんでしょ! アイザック・アシモフというSF作家が小説の中で示した原則で次のようなものよ」

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プ「これは現実のロボット工学にも影響を与えたと言われている有名な原則なの」
ぼ「これを守ってくれたらロボットに命令されて働くってことはなさそうやな…(安心)」
プ「ロボットやAIと聞くと、どうしてもSF的な『人間がロボットに支配される未来』を思い浮かべるかもしれないけれど、今進んでいるのはAIの力を借りて業務効率化をはかっていくようなパートナーとしての関係ね」

■AI導入事例は多岐に

ぼ「実際に職場で導入されているAIはどんなことをしてるん?」
プ「例えばコールセンターや人事の分野で活用されていたり、介護のコミュニケーションや医療事務などでも活用が始まっているわ。また、工場などでは技術のノウハウを蓄積させるためにAIを用いたりもしているようね」

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ぼ「AIを導入することで仕事を効率化するってこと?」
プ「効率化によってコストを削減することもひとつだし、増収増益の仕組みをAIが作り出して行くことも期待されているわね」
ぼ「AIってめちゃめちゃすごいやん…(焦)」

■飛躍的な進化の可能性

ぼ「明日コンビニに行ったらレジにロボットが立ってて、めちゃくちゃ丁寧な接客してくれるってこともあるんかな…(ドキドキ)」
プ「さすがにそれはないと思うわ。日本企業のAI導入率は、世界的に見てもまだ高くはないし、導入を検討している企業は多いものの、まだまだこれからの分野ではあるわね」
ぼ「じゃあ、まだしばらくはダラダラしてられるな」
プ「それがそうでもないのよ。AIにはディープラーニング(深層学習)という単に情報収集するだけではなく、大量の情報を分ける基軸を自分で作っていける能力も備わってきているの」
ぼ「それって、より人間に近づいてきているってこと?」
プ「そうとも言えるわね。そして情報収集の能力や記憶力では人間はAIにかなわないことは明らかだわ」
ぼ「じゃあどうしていったらいいん? やっぱりロボットに支配されるかもってこと?」
プ「今までも人がやってきたことがロボットにとって変わられてきたことはたくさんあったけれど、その度に新しい仕事やサービスが生まれてきているわ。AIの登場により、AIに任せられる仕事も増えていくでしょうけれど、どう共存していくかが課題になってくるでしょうね。ただ、そのペースは飛躍的に早くなる可能性もあるから、自分の働き方について各自考えておく必要はあると思うわ」
ぼ「AIとの共存か…とりあえずAIの気持ちをくすぐる『ヨイショ』を考えとくわ」
プ「ある意味、アナタにしかできないことかもね…(苦笑)」

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(おわり)